2023.08.01 建築中
基礎工事完了しましたm(__)m
前回お伝えした、遣り方→掘削→砕石敷→捨てコン施工からはじまり→今回の配筋工事~
この段階で基礎配筋検査を受けました。
一般的に配筋検査は瑕疵保証保険を申請している検査機関の検査だけなのですが、当社はいつも別途第三者機関(ジャパンホームシールド株式会社)の全10回の建物施工検査を受けるので、検査員の方がもうお一人別に来られます。
今回、検査時の写真を撮ることができず。。。
なぜかというと…
今回もいつものように耐震等級3を取得したのですが、今回から許容応力度計算による耐震等級3を取得することにしたんです。(その建物の特性をキッチリ計算し耐震性を確保したかったから。従前は壁量計算による耐震等級3→フラット35もこれでOK)
で、壁量計算だけの耐震等級3と許容応力度計算による耐震等級3のなにが違うかというと「基礎!」
もうねぇ 基礎が ゴッツイんです!
通常、木造2階建ての場合、外周部の基礎立上りの主筋上端筋には2-D13(直径13mmの鉄筋をダブル配筋)、スラブ筋下端筋にはD13をシングル配筋で基礎伏図が上がってくることが一般的なんですけど、今回2階建にも関わらず、外周部の主筋もスラブ筋も2-D16(直径16㎜の鉄筋をダブル配筋)、外周部でない立上り部にも立上り部と同様の地中梁設置(外周部のように基礎深さを確保し梁を造りなさい)を要求されるという、、、
この写真わかります?
外周部でない立上り部なんですけど、これが地中梁です。
なんと下端筋には3-D16(16mm3本)!
これだけ鉄筋が太くなると、各種設備配管(汚水生活排水。あとあとのメンテを考慮しさや管が良)を抜くスペースが確保できなくなるんですよ。
で、その対処方法を検査員の人にしつこく聞いて聞いて教えてもらっていたので、検査時の写真を撮るということが忘却の彼方へ、、、m(__)m
まぁおかげで対処方法ゲット確立できました。(設備屋さんにも来てもらっていたし(*´▽`*))
配筋検査の翌日に土間部分のコンクリート打設
で、数日後に基礎立上り部分の配筋検査です。
通常この検査は瑕疵保証保険の義務ではありません。当社が任意で受ける検査です。
ただ、ここ結構重要箇所のモレが発生するんですよね。
かぶり厚。。。鉄筋がコンクリートをしっかり纏わないと、鉄筋コンクリートの基準に達しません。
基礎は捨てコンクリートの部分を除いて6cm以上、基礎の立上り部分にあっては4cm以上鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さが必要です。(建築基準施行令第79条)
横方向主筋、スラブ筋、縦方向のSTP(スターラップ=あばら筋)は基礎幅150mmあるので大丈夫なんですけど、主筋、スラブ筋が16mmになると、かなり慎重に設置していかないと普通のアンカーボルトだとかぶり厚40mmなくなってしまうことがままあります。(16mmに負けて斜めってしまうため)
こんなカンジで怪しいとこ一生懸命測ってチェックしてたら、またまた検査風景写真撮り忘れm(__)m
立上り部生コン打設前に、目視コンベックス計測で是正確認ちゃんと出来ました。
立上り部生コン打設-数日置いて型枠撤去(お天気良くて助かりましたー良すぎ)
今回は気密もしっかりしたいので、浴室点検口(人通口)には気密点検口を設置しています。
浴室配管の配管口もあるタイプなので、バッチリです。(‘◇’)ゞ
次はいよいよ建物本体 土台敷、上棟です。
上棟は早くて8月末。9月初旬頃になるかもです。
またご報告します!