2015.07.15 日記
昨日、お世話になっている税理士先生からお招きをいただき「空き家問題-1000万戸の衝撃」の著者 牧野知弘さんの研修会に参加させていただきました。
うーむ。。。。
少子高齢化+人口減少+東京一極集中+不動産に対する価値観の変化 etc
空き家が増え続けています。
その数 なんと820万戸!(平成25年)
一口に空き家といってもその中身には種類があり…
二次的住宅(別荘)、売却用の住宅(売却中だけどまだ売れてない)、賃貸用の住宅(誰も借りてない賃貸住宅)、その他の住宅の4種類があるようです。
「その他の住宅」の場合、所有者には様々な事情があり…
お住まいになられていた方がご高齢になり、施設に入所⇒いつか帰ってくるかも。。。
相続により取得⇒でも自分にも家がある⇒売りに出してもまったく売れない(高度成長期分譲の郊外住宅など)or 賃貸にだすためのリフォーム費用がない or 解体費用がない or 解体し更地にすると固定資産税が6倍になる!
そもそも相続で揉め、遺産分割できないためそのままホッタラカシにしておくしか手がない。
などなど。。。
空き家の近くで生活する住民にとっては防犯上や住環境上や資産保全上、非常に深刻な問題が発生しているので、政府も動き「空家等対策の推進に関する特別措置法」という法律も今年施行されましたが、残念ながら空き家問題の根本解決には程遠く…
もうひとつ特徴的なのは 空き家の半数以上は「賃貸用の住宅」ということです。
土地の有効活用しましょう!
相続対策で賃貸住宅を建てましょう!
近くに新しく企業が工場を新設稼働させるので賃貸住宅新築のチャンスです!
…全国で430万戸賃貸住宅の空き家あります。(ー_ー)
「空き家問題」…
少子高齢化問題と同じように、付焼刃の対処療法では到底解決できない根が深い問題のようです。
各統計の出典は総務省統計局です。
※オマケ
まだ日の高いうちから「研修会の懇親会」という名のお楽しみ会…m(__)m