2022.04.21
一昨日 新築一戸建新規現場の配筋検査を行いました。
この検査は法的に義務付けられているものではなく、別途任意で当社が第三者機関(ジャパンホームシールド株式会社)に依頼して行っているものです。
法的に義務付けられている検査は、瑕疵保証保険に関する、基礎配筋検査と上棟後の構造検査および完成後の完了検査がありますが、当社はそれだけでは不十分と考え、任意に建築中10回に及ぶ建物施工検査を行っています。
第1回目の基礎配筋検査では次のようなチェックを行います。
基礎立上りの上下主筋はD13以上(Dは直径、鉄筋の太さです)
上端筋はダブルで配筋します。
スペーサーブロックの高さは60mm
おおむね1m毎にXY方向に配置
基礎底盤の厚みは150mmですが、このスペーサーブロックを用いて鉄筋を底から浮かしてあげないと。基礎底盤の中心部に鉄筋が配置されないのでこのスペーサーを使います。基礎防湿シートから鉄筋下端まで60mmのクリアランスが必要です。
鉄筋の直線継ぎ手部分長さは40d以上。
鉄筋にも既定の長さがありますから、当然1本の鉄筋で建物の端から端までを賄うことはできません。そのつなぎ目にも建築基準法で定められた重なりあう必要長さ(継手長さ)があります。D13なら×40の520mm必要です。
建築後のメンテナンスのために、各室各空間の床下には潜った際に行き来できるスペースが必要になります。これを人通口といいますが基礎をつくる際にこの通り道を作っておかなければなりません。
↑ わかりますか?基礎立上りの左端に1mほどの隙間があるのが。で、ここは他の部分とのつながりがなくなってしまうので、補強要。斜め筋を入れて補強しています。
配筋前になりますが、捨てコン施工、防湿シート敷設もバッチリです。
2回目となる次の検査はベース土間コンクリート打設後の基礎立上り検査になります。